カッコイイ自分への旅!

慶應通信と仕事と武道で「カッコイイ自分」になりたくてゆるゆると精進中

夜スク「民族学」に通っています

NS


9月22日開講の夜間スクーリング・民族学を受講中です。

講師は民族学(民俗学)・考古学のY先生で、受講生はほんの30名ほど。校舎奥の教室のドアを初めて開けた瞬間、あまりの狭さにびっくりしました。一番後ろに座っていても絶対にうたた寝などできないコンパクトな教室で、こんなサイズがあることを初めて知りました。民族学ってそれほど人気ないのですね~

1回目の講義はイントロダクション、2回目の講義から本当のスタートラインに立って、先生の専門地域をもとにした民族学の世界へと徐々に連れて行ってくれようとしている、そんな雰囲気で進んでいます。

そもそも民族学と言っても、定義自体が難しいように思います。日本民族とかモンゴル民族とかトルコ民族とか、今でこそナショナリティーという認識があるので単純にそんなふうに呼びがちですが、本当はそういう認識自体がとても曖昧です。500年前、1000年前、2000年前に同じような「民族」が存在したかというと、簡単にうなずくことはできない複雑な話になってしまいます。

以前、夏期スクーリングで考古学を取った際に講師の方がおっしゃっていました。「民族学というのは現在、他の大学などではほとんど文化人類学という名前に取って変わられています。しかし、慶應義塾大学においての民族学は伝統的な研究科目であったので、うちの大学では今でも『民族学』という呼び方を通しているんです」

今回の先生も同じことを説明なさっていましたが、考古学の先生の「慶應はちょっと時代遅れなんだよな」という感じの(私の取り違えかもしれませんが)口調とは異なっていました。Y先生は民族学への愛着や情熱を溢れんばかりに講義に盛り込んで語り続けてくれる、そんな感じです。

文化人類学も興味がありますが、こちらは文学部Ⅰ類・社会学の分野に位置しています。文学部Ⅱ類に分類される民族学はこれと似てはいるものの、文化研究だけでなく、そこに歴史研究を接合させて研究していくものである、と初日に説明されました。

例えば夜スク2回目では、タヒチやフィジーなどの南太平洋諸島には「南国=楽園」というイメージがあるが、これはいつ、どうやって成立したものであるかということを、大航海時代の歴史的な流れを汲み取ることで講義され、大変興味深いものでした。

私たちが一般論として勝手に思い込み、不偏だと信じているもの、例えば中国人や韓国人のイメージなどにしても、歴史の流れのどこかの地点で偏ってしまっているだけかもしれません。いや、自分が体験して自分が熟考して判断したもの以外は、良い意味でも悪い意味でも、結構こういう思い込みのフィルターを通して世界を見ていると言った方が当たっているような気がします。

12月まで続くこの講義、今後も楽しみです!

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コメントコメント


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興味あります

民族学という名前は文化人類学より狭義に地域特性を研究できそうな雰囲気を持っていそうですね。
わが「出雲族」は山陰というジメジメしたイメージを転換するべく「南日本海」と(特に私は)強調してます。まだついてくる人が少ないのが、国譲りをするほど小心でのんびり好きの出雲族の特性なんでしょかねぇ…。

フーテンのドラ | URL | 2014/10/03 (Fri) 12:36 [編集]


おおおお( ´Д`)
民族学、ものすごーく、面白そうですっ

なるほど、確かに、ステレオタイプ的な民族の色分け、しちゃってます・・・
そして、普通に刷り込まれている自分が日本人であるという意識を疑ったこともなかった気がします。

うーん深いですね。
講義のお裾分け、ありがたく頂戴いたしました♪
ありがとうございました(`◇´)ゞ

cimico | URL | 2014/10/03 (Fri) 15:37 [編集]


歴史と伝統のこだわりを感じる
慶應の民俗学、それを熱い先生から三田で
受講できるなんて、なんともうらやましい!!

グローバル化が急速に進展する中でこそ、
改めて民族とは何か?
問うことは、とても意義のあることかと
思います。

民族学という言葉を聞くと、どうしても、
オアハカからグアテマラ国境を旅した時の情景や、
タイ北部での少数山岳民族の村を
訪問した時の情景を思い出します。

kappa | URL | 2014/10/04 (Sat) 08:42 [編集]


なんだか面白そう!

何度か拝見してましたが 初めてお邪魔します!

民族学 なんだかすごく楽しそう!
ワタシは法学部なので受講できないと思いますが
記事を通じて教えてください!
楽しみにしてます!

いっさ | URL | 2014/10/04 (Sat) 10:19 [編集]


ポストコロニアリズムっていう思想があって、去年の秋あたりからそちら関係の本を読んでいました。民俗学の先生のお話おもしろそうですね。

小さな教室といえば、去年まで夏スクが大きい階段教室ばかりで、今年から桜欄さんの民俗学の教室みたいなところで、まったく雰囲気&履修人数がちがいすぎてある意味カルチャーショックでした。

si | URL | 2014/10/04 (Sat) 17:33 [編集]


受講してみたい科目です!!

楼蘭さん こんにちはv-10

こういう科目をEスクでも受講出来ればいいのに!って想います。

今、西洋史特殊ーオリエント史ーを学んでます。
何千年も前から民族の移動はあり、西洋だけではなく、東洋とも混血は進んでいるのに、
しかしそれぞれの民族性というものは確かにあるのですよね・・・・
すごく興味深いです。
お忙しいでしょうが講義、またアップされてくださいね!
(御嶽は南信なので遠いですが、同じ県民として心を痛めてます。山岳救助員さんのお話も聞きますし・・・)

ひみ子 | URL | 2014/10/07 (Tue) 15:52 [編集]


フーテンのドラさん

ドラさん、こんにちは。
昨日締め切りのお仕事があったので、ブログの方は自粛していました。
お返事遅くなってしまい、申し訳ありません。

「出雲族」、イメージだけでも憧れてしまう呼び名です。
山陰のじめじめしたイメージは雨が多いことに由来するのだろうと思うのですが、「陰」という言葉は「陽」との対比で決定的なイメージを植え付けますよね。前々から問題ではないのだろうかと思っておりました。
だから、「南日本海」に賛同します! 印象が大きく変化しますね。

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 09:26 [編集]


cimicoさん

cimicoさん、こんにちは。
仕事のためにブログを自粛しておりました。
いつもお返事が遅くてすみませんですm(__)m

民族学は夏スクなどでお目にかかることがないし、テキスト科目でもないので、今後のために少しでもご参考になれば嬉しいです。
履修生が少ないことから考えても、民族学ってなじみが薄い学問なのかなと思いますが、その定義自体がはっきりしないままスクーリングに突入したので、まずはどういうものなのかということを興味津々で聴いているという感じです。
民族についてだけでなく、何でも一般論で片付けられていることが多いのだろうなと勉強になっています。
cimicoさんも好きそうな分野ではないかなーという気がしますので、来年以降おすすめです^^

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 09:33 [編集]


kappaさん

kappa先輩、こんにちは!
仕事の追い込み中だったのでブログを自粛しておりましたため、またまたのんびりのお返事になって申し訳ありませんでした~

今、他の大学にはほとんど「民族学」という研究分野がなくなってきているようなので、それを学べるなんて本当に光栄です。しかも、先生が本当に楽しそうにご自分の知識を惜しげもなく披露してくださるので、こちらも引き込まれて楽しんでいます。
少子高齢の進む日本でも、労働力としての移民を受け入れようという向きが出てきているので、今後さらに混血が進むことを考えても民族学の視点を持つことは、これからを生きていく中で有意義だと感じています。

kappaさんはメキシコやグアテマラにも行かれたことがあるのですね~
国境を渡ったということはバスですよね。私もメキシコ中南米を長期間バスで旅したことがあって、あの雰囲気は思い浮かべるだけで懐かしい気持ちにさせられます。

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 09:53 [編集]


いっささん

いっささん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
なのに、仕事のしめきりが近かったためにブログを自粛しておりましたため、お返事がものすごく遅くなりすみませんでしたm(__)m

民族学は夜間スクーリングでしか開講されていないと思うので、本当に貴重な体験をしていると感じています。それに、先生がアツくて素敵です(笑)
少しでも民族学の講義の雰囲気が伝わるように、また書かせて頂きますね!

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 09:57 [編集]


siさん

siさん、こんにちは!
お返事がいつもいつものんびり速度ですみませんm(__)m

siさんはいっぱい面白そうな本を読まれていますよね。私もどんどん良い本を見付けて読み漁らなきゃと思っているのですが、何だか現実的に時間に追われて寝しなにも読む時間内毎日です。

そういえば今年の夏スクはものっすごい少人数だったのでしたね。
私はでっかい教室で先生の顔があまり見えないくらいの後ろに座る方が好きなタイプです(笑)でも今回の教室は一番後ろでもくっきりはっきり先生の表情が見て取れます!

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 11:17 [編集]


ひみ子さん

ひみ子さん、こんにちは!
そちらはもうだいぶ冷え込んでいるのではないでしょうか?
山の多い土地柄、活火山が近くになかったとしても、御嶽山のことは本当に他人事ではない気持ちでおられるとも思います。相棒の出身地(名古屋)からは天気が良い冬には雪をかぶった御嶽山が見えるそうです。

ところで、私も同感で、Eスクにもこういった講義が入れば良いのにと思います。
Eスクはこれまであまり興味を覚えた科目がないので、一度も受講したことがありません。

オリエント史、面白いですよね!
古代なので本当にそれが起こったことなのかはっきりしないというのがまたロマンです。
ユーラシア~ヨーロッパは古代から民族が入り乱れて移動して、そういうことを考えると気が遠くなりそうですね。

楼蘭 | URL | 2014/10/09 (Thu) 11:23 [編集]


同じなんですね

楼蘭さんこんばんわ。
楼蘭さんが学ばれたことと私が学んでいることは本当に同じだなあと心から思います。
歴史って、時代によって変わるんですよね・・・・つまりは誰かの判断で。

私は日本古代史でも哲学でも、同じようなことを学んでいるような気がします。

それと、ブログにリンクさせていただいていいですか?^^

ところで文化人類学、とられるなら夏スクの織田先生、お勧めです!
といっても他の先生を取ったことがないのですが^^;

るり | URL | 2014/10/21 (Tue) 19:49 [編集]


るりさん

るりさん、こんばんは。
無茶苦茶にお返事が遅くなってすみません。
仕事に没頭するとブログがおろそかになる傾向がありまして(>_<)

民族学の講義、きっとるりさんもお好きだと思いますよ~
哲学にも日本史にも、もちろん史学全般にも通じるし、すべて世の中の見方というのは、こういう民族学の視点が欠如すると偏ってしまうと感じます。
文化人類学と異なるとしたら、そういったことを史実を絡めて考えていくところでしょうか。

文化人類学、来年狙っています♪
小田先生ですね! 楽しみにしようと思います^^

リンク、もう、大感激です!
すでにこちらはさせて頂いてしまいました~
いつか、もし機会がありましたら、ぜひともお会いできると光栄です!
何だか、好きな分野が似ている方なんて、わくわくしてしまいます~!

楼蘭 | URL | 2014/10/29 (Wed) 23:59 [編集]


 
 

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